ブラック企業で働くSEが転職を検討すべき理由「リスク」

SEが知りたいブラック企業の話

働き続けるリスクがある

働き続けるリスクがある

体調不良になる

長時間労働を虐げられたり、タイムカード打刻後の残業が当たり前だったり、ブラック企業だと気づいていてもそのまま過酷な労働環境の中でずるずると働き続けていると、いつしか体を壊してしまいます。プライベートな時間も十分に確保できないほど毎日仕事に追われているようであれば、体力が限界を超えて倒れてしまう前に、職場を離れる決断をした方がいいでしょう。過重労働によって体調不良を引き起こし、大病のリスクも高まるため深刻に捉えなくてはなりません。また、そうした身体的なダメージのほか、ストレスによる精神的な健康被害も生じてしまいます。うつ病を発症するケースが増加しており、主に睡眠障害や集中力の低下、倦怠感といった症状が表れ、悪化すると死を選択する人もいるほどです。我慢することで解決しようとせず、こうした心身への限界のサインが出る前に自分の気持ちと向き合い、早めに転職へと踏み切りましょう。

労働者としての権利が失効する

通常、労働基準法内の規定を満たして働いていれば、労働者として得られる権利があります。それは、有給休暇や残業代の付与です。あまりにも当たり前にサービス残業をこなしていたり、有給休暇を使えない状況だったりすると錯覚してしまいがちですが、これらはれっきとした労働者の権利で取得することができます。ただし、有給休暇は2年、残業代は3年という取得期限が設けられており、権利を使う機会がほぼ得られないブラック企業で働いていると、気づかないうちに期限を迎え失効していることも。本来ならば受け取れるはずの金額を換算してみると、実は驚くほど大きな金額だったというケースもあります。

若いうちの転職や独立のタイミングを逃す

売り手市場のIT業界とは言え、転職するならやはり若いに越したことはありません。そもそもエンジニアは、年齢が若ければ若いほど業界での市場価値が高く、転職する際に有利となります。また独立する場合も然り、若くて知識の吸収力がある大事な時期をブラック企業で過ごすことで、時間的にシステムエンジニアとしてのスキルをブラッシュアップできない状況に陥り、もったいない時間の浪費となってしまうかもしれません。そうしたリスクを極力避けるためにも、できるだけ早めにブラック企業を抜け出すことを試み、若いうちの貴重な時間をスキル向上に費やしたり、若さを武器に転職活動を行ったりして、新しい一歩を踏み出すことが大切です。

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